大杉山(西丹沢)

日程:2019年1月19日 日帰り 天候:晴天 参加者:12名 アプローチ手段:電車、バス、タクシー 山行形態:周回

大人数で大杉山に行ってきた

2014年の5月に初めて訪れた丹沢湖のほとりから遠見山と大杉山を経て石棚山稜へと伸びるこの尾根は、標高は低いがザレたヤセ尾根のアップダウンや複雑に重なり合う尾根をルートファインディングして歩く難所の多いルートだった。

所属している山の会の会合で仲間の1人から大杉山の山行を組むから一緒に行かないかと誘われてやってきた大杉山、単独で登った前回とは違い今回は10名を超える大人数での訪問だ。

JR御殿場線谷峨駅に着くと、リーダーが手配していたタクシーが2台(1台は8人乗りのワゴン、もう一台はジャンボタクシーと言われている10人乗りのワゴン)がすでに駅前に待機していて、このタクシーで中川橋の登山口へ向かう。

単独だと費用面からよほどのことがなければタクシーを使うのがためらわれるが、グループだとバスを使うよりもむしろ割安でフットワークの良いタクシーはありがたい。

まずは遠見山から大杉山

中川橋からコンクリート製の階段を登り林道作業用の径路を歩いていくとやがて径路がはっきりしなくなったかと思うと、アキレス腱が伸び切りそうな急登を登り切って出た平地で衣服調整をしてから方向を定め遠見山に向かう。

平地があったP540から一旦下ってヤセ尾根を越え再び急登するが、ここで越えたヤセ尾根はこの後で現れるそれらに比べるとほんの序の口に過ぎない。

遠見山へ至る急登を登りながら後ろを振り返ると、富士山がくっきりと大きく見えた。

今年の富士山は雪が少ない?
今年の富士山は雪が少なく、ジグザグを描く登山道がはっきりと見える。

急登を登り切りやがて到着した遠見山の山頂は樹木に遮られて展望がほどんどなく、同行していたメンバーから遠見山からは遠くが見えないtという声が聞かれた。

伐採された小枝が敷き詰められた広く緩やかな尾根を歩いてやがて到着した大杉山の山頂は、こわれかけた鹿柵にくくりつけられた山名標がなければ通り過ぎてしまいそうな場所にあり、ここでも参加者からやいのやいのと揶揄する声が上がったが、山行名は大杉山というものの今日はここからが核心だ。

大杉山の山名標

大杉山から石棚山稜まではザレたヤセ尾根の上り下りが連続するのに加え、複雑に重なり合う尾根を読みながら進むことになる。

さぁ、お楽しみはこれからだ!

大杉山から石棚山稜に向かい急降下

広く平坦な大杉山で小休止して態勢を整えてから石棚山稜に向かうには、まず湯ノ沢乗越に向かって急斜面を下る。大杉山に至るまでにも急登やヤセ尾根を通ってきたが、この先石棚山稜に出るまでに湯ノ沢乗越、中ノ俣乗越乗越、箒沢乗越という3つの乗越を通る。

乗越とは、ピークトピークの間を結ぶ稜線の一旦低くなったところで鞍部とかコルとも言い、ここを通るということは一旦下ってから必ずその分(以上?)登り返さなければならないので疲れているときには体力を削られるやっかいなところだが、このルートは更に登り下りが急峻で足場がザレていて滑りやすい上に、岩が脆くてうかつに手をかけるとボロっと欠けたりするので油断できない。それに加えて鞍部に迫る両側の沢源頭部は切れ落ちていることが多くスリル満点だ。

さぁ、気を引き締めていこう。

大杉山から急降下

大杉山の平坦な山頂から石棚山稜に向けての第一歩は、早速急降下から。

ザレた急坂
この辺りはまだ2本足で歩けるのでOK!
中ノ俣乗越地名板
木の根っこにくくりつけられた中ノ俣乗越地名板

写真で見ると大したことがないように見えるが、木の幹やなにかに掴まっていないとズルズルと滑り落ちそうな急傾斜の連続で、降るときには勢いが付きすぎないように気を遣い、登るときにはボロい岩や枯れた木に手をかけないように注意しながら進んだ。

中ノ俣乗越からの登り返し
中ノ俣乗越からの登り返しに以前あったロープはなくなっていた

中ノ俣乗越の登り返しは以前来たときは1人だったこともあり、とても歩けるとは思えない崩れかけた径路を進むのに躊躇したが、その後岩登りや沢登りをするようになり、岩沢の詰めから登山道への厳しいルートを幾度か経験したせいかスムーズに通過できた。

塔の岳
塔の岳の尊仏山荘が見えました

遥か東に山頂に尊仏山荘を乗せた塔の岳を見ながら歩いていると間もなく弥七沢ノ頭に到着し、日当たりが良くて広いピークで昼食休憩。

弥七沢ノ頭を出発してから箒沢乗越に至る今回のコース随一の急傾斜を下ってから登り返すと眼の前にそびえる石棚山稜の遥か上にこれから登っていくルートの目印になる岩場が見えるが、そこから登り返さなければならないのが恨めしく思えるほど一旦大きく急降下する。

箒沢乗越への下り
思わず後ろ向きに降りたくなる箒沢乗越への降り
箒沢乗越へ慎重に降る
箒沢乗越へ慎重に降る

箒沢乗越に限らず急なザレ場の下りは神経を使うが、登るときにも岩質が脆く不用意に掴むとボロっと欠けたり手をかけた木が折れたりするので油断できないが、この岩の脆さ加減はオオタギリ辺りのものと似ていて、西丹沢のこの辺りの岩質に通じるところがあるような気がして、結局一番信用できそうなのは木の根っこだった。

箒沢乗越を過ぎると概ね穏やかな尾根歩きに戻り、左手に岩場が見えると最後の急登が始まる。

石棚山稜に向かって最後のひと頑張り
石棚山稜に向かって最後のひと頑張り

岩場を左手に見て沿いの急登を手がかり足がかりに気をつけて10分ほど登ると、傾斜が緩まってきてゴロゴロ転がっている大きな岩が見えてくると15分ほどで石棚山稜の一般登山道へ突き当たる。

石棚山稜に到着
石棚山稜に到着

そこへちょうど石棚山の方から降ってきた登山者が通りかかり、ロープを越えて10人以上の団体がどこからともなく次々とやってくるのを見て目を丸くしていた。

コースタイム

中川橋 7:35 - 8:05 P540 - 9:05 遠見山 - 9:35 大杉山 9:40 - 11:05 弥七沢ノ頭 11:26 -12:30 穴ノ平沢ノ頭 12:30 -13:30 石棚山稜登山道 - 13:48 板小屋沢ノ頭 14:57 箒沢公園橋

マップ

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