冬山前の体力測定で宮ケ瀬から大倉尾根

12月19日 天気:晴れのち曇り時々小雪 人数:1人 交通手段:電車・バス

3年ぶりに三叉路から出発

何年か年明けの恒例にしていた宮ケ瀬から丹沢山と塔ノ岳を経て大倉に降りるコースを歩いてきた。

いつも年明けの初登り歩いていたが、昨年と今年は行くことができず来年の正月は別の用事が入っているので、荷物が多くなりがちな冬山シーズンを控え、体力測定ついでに行っておこうと思い歩くことにした。

三叉路から本間ノ頭

自宅近くの駅から始発電車に乗り6:55発の宮ケ瀬行きバスが出る本厚木駅南口の停留所に6:45頃着くと、もうバスが待機していて席が6分がた埋まっていた。
ほぼ満席になったバスの乗客は8割くらい登山客で、そのほとんどが煤ケ谷と土山峠で下車し三叉路で私を含め4人が下車した。

登りに備えて着ていたダウンをザックにしまい、準備を整えて出発。
仰ぎ見ると青空が広がっていたが、遠くに水に流し込んだ墨のような黒い雲が見えるのが気になった。

青空の下三叉路バス停を出発
青空の下三叉路バス停を出発

県道をヤビツ峠の方に向かうと交差点にこの先通行止めの看板が立っている。
昨年の台風の災害復旧工事が終わるのはいつになるのだろう?塩水橋や神之川林道からのアプローチが使えないのは痛い。

登り始めて15分ほどのところにある祠で安全を願い手を合わせ、着ていたソフトシェルを脱ぎ身軽になる。

祠に手を合わせ安全祈願をする
祠に手を合わせ安全祈願をする

祠を過ぎ、御殿の森の先の道沿いに「ハチの巣に注意」という表示が掲げられていて周りに木もなく足元に注意しながら歩いていると地面に穴が開いていたので、できるだけ穴から離れたところを歩いているとブーンという羽音が後ろから近づいてきた。
早くこの場から遠ざかりたいが、見張りのハチを興奮させないようにできるだけゆっくりと身をかがめながら歩いているとやがて羽音が聞こえなくなりホッとした。

始めてここを歩いた時に行ったきり、いつも高畑山の山頂は通らずに巻いているが、今回は久しぶりに山頂に行ったけれど、相変わらずどこが頂上か良く判らない草原のような所だ。

前回雪が積もっているときに来た際は青宇治橋分岐から右に進むトラバースではなく、トレースに導かれるまま分岐路の間を直登したおかげで凍結時にアイゼンの歯が立たない金属の桟道を通らずに済んだが、今回トラバース路を行くと件の参道には手すりが設置されていた。

これで凍っていても安心して歩ける!
これで凍っていても安心して歩ける!

トラバースを過ぎて尾根に乗ると金冷しへの岩稜地帯、初めて来たときは左へ下るロープを見逃して直登して金冷しに下ってしまい、一般登山道にしては厳しいなと思ったが、今は判りやすい道標が設置されているので多分私と同じような勘違いをする人が他にもいたのだろう。

ここは直登しないで左のロープを目印に下って巻く
ここは直登しないで左のロープを目印に下って巻く

運動不足をちょっと後悔

このコース、登山口からひと登りした後はさほど急登もなくて歩き易いと思っていたが、金冷しを過ぎてからだんだん足が重くなり、何度か立ち止まって休んでしまった。
前回歩いた時は結構ハードな山行だったが、それはワカンを履くほど深い雪が残っていて踏み抜いたり滑ったりしたからで、それに比べ今回は気温も程よく冷え道も乾いていて絶好のコンディションにも関わらずだ、、、

やはりこのことろ朝ランをサボって運動不足になっているのかもしれない。

まぁ、そんな反省材料を得るのも体力測定ハイクの成果かも知れないが。

少々お疲れ気味で本間ノ頭に到着し、思わずフゥーというため息が漏れた。
さすがに雪の中を喘いで登った前回より1時間以上早い到着だが、体力の弱さが身に染みる。

ベンチにザックを下ろし、菓子パンをかじって少しだけ休んで出発する。

本間ノ頭から丹沢山

自分にとって宮ケ瀬から大倉へ抜けるこのコースの核心は本間ノ頭だと思う。ここに12時までに着けば、冬の日が短い時期でも余裕を持って明るいうちに大倉に着ける。
前回は本間ノ頭に着いたのが11時50分頃だったが、雪の中を歩いても大倉までヘッデンを使わなくて済んだ。

本間ノ頭(東峰)を過ぎると円山木ノ頭(中峰)・太礼ノ頭(西峰)が続き、丹沢三峰を構成しているが、少し離れた所に並ぶように大山三峰があるのでちょっとややこしいが、円山木の頭は標高が1,360mあり、大山の1,252mより100m以上高い。

本間ノ頭を出て円山木ノ頭を過ぎ馬酔木の群生地を抜けると目の前に蛭ヶ岳が見え、目の前には冬枯れの林の中を小径が続いている。

蛭ヶ岳
蛭ヶ岳の山頂には小屋が見える
丹沢山に向かい冬枯れの小径が続く
丹沢山に向かい冬枯れの小径が続く

丹沢山の直下にある塩水橋分岐の道標にここを下っても県道には出られないという注意書きの掲示がつけられていたが、危険なだけでなく復旧工事の妨げになるので、立ち入りを見つけたら警察に通報する旨、強い調子で注意喚起がされていた。

注意喚起

丹沢山に着きベンチにザックを下ろして休憩。

ダウンとソフトシェルを着こんでも風が冷たく、途中で一時ぱらついてきた雪が勢いを増して降ってきたので急いでカップラーメンを食べ早々に塔ノ岳に向かった。

小雪舞う丹沢山は寒くて視界ゼロ
小雪舞う丹沢山は寒くて視界ゼロ

塔ノ岳から大倉に下山

寒い丹沢山を後にして塔ノ岳に向かう。

食事のためにいったん外した手袋をするが、汗で濡れた手袋が風で熱を奪われて冷たいのでその上から防水グローブをすると手のぬくもりで手袋が暖まり、だんだんと乾いてきた。

手が暖まると体も暖かくなり、竜ケ馬場あたりでダウンを脱いでザックにしまう。

宮ケ瀬からの道とは打って変わって明るい丹沢山から塔ノ岳へ続く笹原を歩いていると気分が軽くなり、距離としてはまだあと半分近くあるのにもう半ば終わったような感じがする。

塔ノ岳へと続く明るい径路
塔ノ岳へと続く明るい径路

利用者が多く整備されていて歩き易いので、丹沢山から塔ノ岳は見た目以上に近く感じられ、その上以前歩きにくかった塔ノ岳への最後の登りも階段が整備されて格段に歩き易く、あっけなく塔ノ岳に到着。

さすがの塔ノ岳もこの天候と気温のせいか人影がまばらだった。

さすがの塔ノ岳も人の姿が少ない
さすがの塔ノ岳も人の姿が少ない

寒々とした塔ノ岳山頂を素通りするように後にして大倉に向かって下る。

それでもやはり人気の大倉尾根、寒くて山頂に滞留する人は少ないものの足を運ぶ人は相変わらずいつも通り多いようで、下り始めると次々に発生する渋滞をかわしながらの下山、花立山荘は暖かいお汁粉を求める人?で密になりそうな勢いだった。

残念ながら標高を下げても紅葉はもう終わっていて、雑地場ノ平下に1本黄葉した紅葉が残っているだけだったが、来年は丹沢ベースからの紅葉を背景に高圧線の描く曲線美を見たいものだ。

丹沢ベース横からの景色
紅葉真っ盛りの時期、ここから見える景色は絶景

大倉バス停に着くと、以前大倉屋があったところに豆腐を売りにした新しい店が開店していた。

元どんぐりハウスの山カフェも賑わっていたが、今日はどこにも寄らずバス停に出来た長蛇の列の最後尾に並んでまっすぐ家に帰った。

コースタイム

三叉路バス停7:46~8:30御殿森ノ頭~10:43本間ノ頭~11:30太礼ノ頭~12:15丹沢山12:30~13:27塔ノ岳~13:52花立山荘~14:13堀山の家~14:52雑地場ノ平~15:25大倉バス停

MAP

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