土合~白毛門ピストン

2021年2月21日 天気:晴天 人数:3人 交通手段:自家用車

谷川岳の大展望を楽しみに初めての白毛門登山

同じ山の会のメンバーが計画していた山行に加えてもらい、初めて白毛門に行ってきた。
一見の価値があるといわれている、白毛門の山頂から湯檜曽川を挟んで見える谷川岳の大展望が楽しみだ。

土合駅は仮眠禁止になっていた、、、

夕方17時半横浜駅近くに集合して車で出発、途中上里SAで夕食を摂ろうと立ち寄るとフードコートが20時で終了していたので、水上インターを降りたところにあるセブンイレブンに寄ったが、食事になりそうなものはほぼ売り切れていて今日の晩御飯と明日の朝食用に辛うじてコロッケパンとサンドイッチを買う。

今晩仮眠する予定の土合駅に着くが、駅構内での宿泊禁止という貼り紙があったので場所を移すことにした。
ひところの登山者仮眠禁止は一旦解けたと思ったが、再び構内で火気を使う不謹慎者が出たのかあるいはモグラカフェとかグランピング施設といった施設が土合駅に出来たせいなのだろうか。

いつも一ノ倉沢にクライミングに行くときに泊めさせていただいている登山指導センターは冬季閉鎖されているので、谷川岳ロープウェイ駅下の谷川岳ベースプラザの駐車場に車を停め、その中で仮眠することにした。

すでに中で仮眠しているであろう車が何台か停まっているなか、丁度トイレにも近く周りに他の車がいない場所が空いていたのでそこに車を停め夕食と晩酌をして仮眠に入ったが起きてびっくり、目が覚めた時にはなんと駐車場がほぼ満車になっていた!

え?2月とは思えない暖かスノーハイク

クライミングのときは、他のパーティーより少しでも早く取り付きに行かねばっ!という思いがあり、大急ぎで支度を整えて出発という流れになるが、ハイキングとなると他のパーティーが支度しているのと見ながらのんびり準備ができるので気が楽だ。

ベースプラザのトイレはきれいで温かいだけでなく、更衣室があるのがありがたい。
今日の予報は風は強いが気温が上がるということで、上着と違い途中で脱ぎ着できないアンダーズボンをどうするか悩んだ末に脱いで行くことにしたが、やはり男女混成パーティーだと男の自分でも車の隅でこっそり着替えるのは抵抗がある。

準備万端整い、ベースプラザに車を置いて出発する。

ベースプラザ

ベースプラザの駐車場を出ると、入りきれなかったらしい車が外に停まっていた。

今日は暖かいとはいえさすがに豪雪地帯、道端には積み上げられた雪から解けだした水が凍ってアスファルトが所々スケートリンクのようにツルツルになっている。

道路に出て土合駅に向かって歩き、雪に埋もれている白毛門登山口駐車場でわずかに雪から顔を出している登山者カードポストに登山届を入れて入山した。

雪に埋もれた登山口駐車場
雪に埋もれた登山口駐車場
登山ポストに届をIN!
登山者カードポストに届をIN!

ポストを過ぎて川を渡る橋の手前でアイゼンを装着!

そこで早くも今日の核心部と対峙、、、結構手強いかも!

真ん中に雪が積もった橋
はい、これが今日のラスボスです!

雪が積もって駐車場がある広場が橋の高さより高くなっているので、雪の斜面をステップを外さないように下り橋の真ん中に積もった雪の上に無事降りられれば成功!失敗すると3~4m下の川(しかも浅い)にドボン!

我々3人全員無事に橋を渡り対岸雪原から、夏道はおそらく九十九折になっているだろう樹林帯をひたすら直登開始!
幸いトレースはふんだんにあり雪もさほど深くなかったが、これがノートレースで深雪だったら途中撤退必至か、、、

途中でだんだん暑くなりソフトシェルを脱いで風が丁度心地よく感じられるほど。

ふと樹林越しに谷川岳の方を見上げると、山頂あたりの雪に朝日が当たって輝いていた。

朝日に輝く谷川岳

樹林帯を抜け尾根に乗ると左右に視界が開けると同時に差し掛ける強い光が目に眩しくなったのでサングラスをかけ、出発してから首にかけっぱなしだったヘッデンを外してザックにしまう。

松ノ木沢ノ頭から樹林に遮られず見える一ノ倉沢衝立岩は壮観、まさにこれが観たくてきたようなもの。
恵まれたこの日の天候に感謝!

一ノ倉沢衝立岩を真ん中に擁した谷川岳の存在感は圧巻だった
一ノ倉沢衝立岩を真ん中に擁した谷川岳の存在感は圧巻だった(クリックで拡大)

白毛門を見上げると、ジジ岩ババ岩下の雪面には不気味なクラックが入り、これから歩くルートの右側にはまるでサーフィンだったらチューブライドができそうな雪庇がせり出しているのが見える。

白毛門へのルートが見渡せる
白毛門へのルートが一望に見渡せる(クリックして拡大)

松ノ木沢ノ頭を過ぎてからだんだんと傾斜が急になったのでストックからピッケルに持ち替え登り返したところで傾斜がひと段落し、あとは山頂までの快適な登りを残すのみ。

この傾斜が緩んだところがまた絶好の展望地になっていて、雪原越しの谷川岳に青いバックの空が映える。

白い谷川岳と青い空のコントラストが素晴らしい
白い谷川岳と青い空のコントラストが素晴らしい(クリックして拡大)

写真を撮って一息入れたら山頂に向かって最後のひと登り、ここに来る前に下調べをしていた時に目にしたどなたかのブログにはビクトリーロードと書いてあったが、まさにそんな呼び方が似合う頂上へ向かう快適な登りで最後にあるフィックスロープがゴールテープのように見えた。

ビクトリーロードを登ってゆく
ビクトリーロードを登ってゆく
山頂方位盤
山頂方位盤

山頂にあるはずの山名標は遥か雪の下に埋もれ、山頂方位盤が雪の上に辛うじて面板を出していた。

行く手には笠ヶ岳から朝日岳に向かうルートが伸びていてまだ先に向かう人もいたが、我々は今日はここまで。

笠ヶ岳・朝日岳を越えていつか歩いてみたい馬蹄形
笠ヶ岳・朝日岳を越えいつか歩いてみたい馬蹄形(クリックして拡大)

景色を楽しもうとあまり端に行かないように気を付けながら山頂を歩いていたら、所々に結構深い踏み抜き跡があるなと思っていたら、自分もズボ!穴をのぞき込むと下には大きな空洞が広がっていた。

山頂こそ風がビュービューと吹いていたものの、下山し始め松ノ木沢ノ頭を過ぎると風が止み下りでも歩いていて暑いほど。

気温が上がり樹林帯近くの雪はシャーベッド状になっていて、下した足のアイゼンが効かずずるずる滑る。

いよいよ樹林帯に入ると今度は数歩歩くごとに踏み抜き、自分たちだけかと思ったら前の方を歩いているパーティーもズボズボはまっていて、そのうち尻セードで降りて行ってしまった。

結局使わずじまいだったワカンをここで使ったらもうちょっと楽に下れたのかな?

とても2月とは思えない暖かい雪山山行、帰りの関越道のSAで車を降りるとまるで5月のゴールデンウィークのような暑さだった。

コースタイム

谷川岳ベースプラザ6:22~7:10白毛門登山口駐車場~9:13松ノ木沢ノ頭~9:56白毛門~10:38松ノ木沢ノ頭~12:50白毛門登山口駐車場~13:50谷川岳ベースプラザ

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