セドノ沢左俣(水無川水系)

日程:5月18日 日帰り 天候:晴天 参加者:5名 アプローチ手段:電車、自家用車 山行形態:沢登り

沢登り合宿 IN東丹沢

私が入っている山の会で年に一度丹沢でやっている沢登り合宿は、合宿といっても同じ日に数パーティーがいろいろなルートを別々に登って下山後宿泊所に集まり、パーティーごとに食事をしてからみんなでワイワイ酒を飲むという親睦会のような行事だ。

毎年東丹沢と西丹沢で交互に行われている沢登り合宿の今年の開催場所は東丹沢、先日の沖ノ源次郎沢とセドノ沢右俣もこの合宿の下見に同行させてもらったものだが、合宿本番はセドノ沢左俣の遡行に参加することにした。

満員御礼の戸沢出合から出発!

集合場所場所の渋沢駅南口から1台の車に乗り合って一路入渓点に近い戸沢出合の駐車スペースを目指していると、本谷を遡行する会の仲間が新茅山荘前の広場に車を停めて沢装備を用意していた。本谷であれば私たちと同じ戸沢出合の駐車場に車を停めて入渓するはずだが、この先の路面状態が悪く定員いっぱいに乗車すると車種によっては下回りをぶつける危険があるので手前に車を停め、その先は徒歩で進むことにしたらしい。

戸沢出合に着くと駐車スペースはすでにほぼ満車状態で、なんとか空いているスペースを見つけて駐車すると隣に停まっていたのは源次郎沢に入る同じ会のメンバーの車だった。

周りを見回すと、他にもセドノ沢右俣に入る仲間のパーティーの姿も遠くに見えた。

本谷F1から入渓してセドノ沢へ

前回セドノ沢右俣に入った時は、源次郎沢と本谷沢出合の堰堤のやや上流から水の中に入ったが、今回はしばらく左岸を歩き続け本谷F1を鎖で登るまで水の中を歩かずに行ったのでだいぶ時間が短縮された。

F1の上から来た方向を見下ろすと、新茅荘の前に車を停めて準備していた本谷遡行パーティーと戸沢出合にいたセドノ沢右俣パーティーがやってきたので、手を振って写真を撮った。

本谷沢F1下から手を振っている後続パーティー

本谷沢F1下から手を振っている後続パーティー

セドノ沢F1

セドノ沢F1

その後私たちがセドノ沢のF2を登っていると足の速い右俣パーティーが追い付いてきたが、すぐ先の分岐で右俣と左俣それぞれに分かれた。

セドノ沢F2

セドノ沢F2

セドノ沢右俣と左俣の分岐

セドノ沢右俣と左俣の分岐

セドノ沢左俣~書策新道

左俣には右俣の35ⅿの大滝のような際立った滝は無いが登りやすい小滝が沢山あり、そのアクセントをつけるように2段13ⅿと10ⅿの大滝があり、大滝以外はロープを使うほどではないけれどちょっと危ういところもあって油断はできない。

バランスを取りながら滝の落ち口を目指す

バランスを取りながら滝の落ち口を目指す

トイ状の滝は上部をステミングで通過

トイ状の滝は上部をステミングで通過

2段13ⅿの滝上部はロープで確保して通過

2段13ⅿの滝上部はロープで確保して通過

970ⅿ付近の10ⅿ大滝は流れ右側にホールドが豊富にあるが、若干シャワー気味になるので冷たい水を嫌って他の2人は巻いていき私ともう1人が直登したが、流れの際で手を上げたときに袖口を伝って水が脇まで入ってきてさすがに冷たかった。

大滝は流れ沿い左側にホールドが豊富だった

大滝は流れ沿い右側にホールドが豊富だった

大滝を登りきると間もなく書策新道が沢を横切り、その先には白竜の滝が見える。

白竜の滝を一目見てから日当たりの良いところを探して装備を解除し、昼食を摂った。

白竜の滝

白竜の滝

書策新道を下る

白竜の滝を左手に見て遡行を続けると表尾根の新大日辺りまで詰め上げることができるが、今回は夕食とそれに続く宴会も重要なテーマになっているので、書策新道を使って戸沢出合に戻る時短コースで下山。

ところどころ崩落してロープが張られたりしている個所もあり一般的には廃道と言われているコースだが、沢登りの詰めやエスケープとしては快適な径路を一路下り13時30分前に戸沢出合の駐車スペースに到着した。

コース(タイム)

9:30 戸沢出合駐車スペース - 9:00 本谷沢F1上 - 9:12 セドノ沢右俣・左俣分岐 - 10:40 10ⅿ大滝下 10:55 - 11:40 書策新道交差地点(昼食)12:10 - 13:20 戸沢出合駐車スペース

マップ

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GPSデータ