セドノ沢右俣(水無川水系)沢登り二連荘(その2)

日程:4月14日 日帰り 天候:曇り時々晴れ 参加者:4名 アプローチ手段:電車、自家用車 山行形態:沢登り

山岳スポーツセンター(サンスポ)からスタート

セドノ沢右俣はF4 35mの大滝をはじめ、登攀要素が多くクライミング好きにはとても楽しい沢で、そのうえ登山道への詰めが楽なのもいい。

昨日葛葉川本谷で行われた山の会の沢登り講習にお手伝いで参加し、そのまま戸川公園近くのサンスポに宿泊。

いつもの習慣で4時過ぎに目覚めてしまい2度寝して目が覚めてもまだ6時前。

7:30過ぎに仲間が近くまで車で迎えに来てくれるというので、食事を済ませ支度も整えてさてどう時間をつぶそうかと考えているとサンスポのスタッフがやってきて、この部屋が今日行うクライミングコンペの選手の荷物置き場になっていて、もう間もなく選手たちがやってくるというので慌てて荷物をまとめて外に出る。(そういえばチェックインしたときにそんな話を聞いたような気もしたが忘れていた)

戸沢出合で装備を整えて出発!

事前の天気予報で予想していたよりも日差しがあって暖かい朝、サンスポ近くで拾ってもらい戸沢出合に着くと駐車場にはすでに何台も車が停まっていて河原にテントを張ってバーベキューをしている人、車から降りてハイキングの準備をしている夫婦らしい熟年二人組、そして沢装備を身に着けて出発していく3人の女性の姿もあった。

前々から今日は天気が下り坂だと聞いていたが、どうやら天気の崩れが後倒しになって夕方までは持ちそうだなどと話をしながら私たちも準備の手を速めた。

戸沢出合駐車場

戸沢出合駐車場はにぎわっていた

本谷からセドノ沢へ

天神尾根のとりつき下から水量の少ない源次郎沢を渡渉して本谷に入り、左岸の河原を上流に向かって歩いていると駐車場から出かけて行った沢装備の女性たちが尾根の中腹から右岸に下ってきたので、この先に何か障害でもあったのかと尋ねると、源次郎沢に行こうとして本谷に入ってしまいF1で間違いに気づいて戻ってきたとのこと。本谷とセドノ沢には主な滝にFナンバーを書いた表示板がつけられているので、それで気づいたのだろう。

F1手前にある高い堰堤は左手にアブミ状のロープが残置されているがなかなか足を掛けにくく、その横の木の根っこを手掛かり足掛かりにした方がずっと楽に登れる。

F1手前の堰堤

この堰堤は残置スリングよりも木の根っこを使った方が楽に登れる

本谷F1

本谷F1が見えてきた。
右下には本谷F1の表示板が、滝の落ち口の向こうにはセドノ沢入り口の文字が見える。

高さ10mの本谷F1は、朝一の初っ端に登るにしては緊張するが、近づいてみると手も足も豊富で何のことはない、しかも古くて錆びているが鎖もある。

本谷F1

本谷F1は左にの鎖から安全に登れる

本谷F1を登り、セドノ沢に入るとセドノ沢F1F2と続き、その先でセドノ沢は左俣と右俣に分かれ、右俣に入るとセドノ沢右俣F1F2となるのでちょっとややこしい。

さらに、遡行図によっては右俣に入ってもセドノ沢右俣F1ではなくセドノ沢のF1 から数字を繰り上げてF3F4とカウントしているものもあるので、Fナンバーが2つずつずれているのに気づかず話していると噛み合わなくなってしまう。

セドノ沢F1はまず鎖で登って、そのた先の滝の右側を登るが落ち口手前のいやらしいところには残置スリングが下がっている。

セドノ沢F1

Fナンバー表示板の左に下がっている鎖が使える

セドノ沢F1上部

上部がいやらしいが落ち口上にある残置スリングがありがたい

セドノ沢F2

セドノ沢F2

セドノ沢F2は手前の右側からとりついてトラバースして流れを横断するように登ったが、もっと気温が高ければ釜の中に入ってから登れそうな気がした。

セドノ沢F2を登攀中のメンバー

セドノ沢F2を登攀中のメンバー

セドノ沢右俣

セドノ沢右俣入口

標高760付近からセドノ沢右俣に入っていく

セドノ沢右俣の代表的な滝はF4 35mの大滝だが、難しさではF2の8mのほうが上だという人もいるそうだが、F4はアルパインのような高度感がある一方F2はテクニカルな感じがしたが、今回登ったなかでは、苔で滑る岩をタワシで磨きながら登ったF1がいちばん登り辛かったように思う。

セドノ沢右俣F1

セドノ沢右俣F1
流れ左側のコーナーにはそこそこハーケンがあるが、苔で滑りやすい岩をタワシで磨きながら登った

右俣F1を登る後続メンバー

右俣F1を登る後続メンバー

右俣F2

右俣F2は流れ左側を登り、バンドに沿って左上した

右俣F3

右俣F3は取り付いて直登してから左上するまではスムーズだが、上部の岩が覆いかぶさっていてザックがぶつかるとバランスを崩しやすい

F3を越え水量が少なく涸れ沢の雰囲気のなかを歩いていると正面の木の間にF4になる35m大滝が黒く見えてきた。

遠くにF4の黒い岩が見えてきた

遠くにF4の黒い岩が見えてきた

右俣F4の35m大滝

右俣F4の35m大滝、以前来た時に比べるとずいぶん水量が少ない

以前来た時は滝に近づくとしぶきがかかり、テラスでビレイしていても降りかかるしぶきで寒さを感じるほどだったが、今回は水量が少なく滝の流れもチョロチョロだった。

左側から一旦Fナンバー表示板上にあるテラスに登り終了点でピッチを切る

左側から一旦Fナンバー表示板上にあるテラスに登りピッチを切る

一旦テラスまで登り、ビレイポイントから直上または左の岩に回り込んで階段状になっている岩を登れば容易く上がれるので、やはり難易度は右俣F1の方が高いように感じた。テラスの終了点から直上または、左に回り込んで階段状の岩を登るテラスの終了点から直上または、左に回り込んで階段状の岩を登る

テラスから登った先に固定ロープがある

テラスから登った先にある固定ロープ沿いに登る

テラスから登った終了点の先に張ってある固定ロープ沿いに登り、左に切れ落ちる支沢に落ちないよう気をつけながらロープが途切れた先をさらに登って右手にある岩についた踏み跡から岩の手前を回り込んで大滝の上に降りるとすっかり涸れ沢の様相だったが、ここで沢装備を解除しなくて大正解、政次郎尾根に登る最後のひと登りは足首まで土に埋まる急傾斜で、アプローチシューズで登っていたら靴の中が泥だらけになるところだった。大滝の上は涸れ沢

まだ先日の雪が残る沢を正次郎尾根と表尾根の合流点にコンパスを合わせ、方向を確認しながら詰めていき、チョックストーンを越えるとやがて行く手の空が開け尾根が目前に見えてきた。溶け残った雪

チョックストーン

チョックストーン

尾根に向かって最後の急登を登り終わると、そこは表尾根の政次郎の頭からわずか40~50m下の政次郎尾根、表尾根の広いところで装備解除をしてよく整備された政次郎尾根を戸沢出合へと下った。

コース(タイム)

戸沢出合 8:40 - 9:15 本谷F1 - 9:19 セドノ沢F1 - 9:25 セドノ沢F2 - 9:37 セドノ沢右俣F1 -10:13 セドノ沢右俣F2 -10:57 セドノ沢右俣F3 - 11:53 セドノ沢右俣F4 - 14:20 政次郎ノ頭 -15:40戸沢出合

マップ

GPSデータ