西丹沢のアスレチックコース、オオタギリ

2017年11月23日 日程:日帰り 参加者:4名 形態:周回 交通手段:自家用車 アプローチ:玄倉無料駐車場 

※危険箇所多し、一般登山道ではないので要読図力

まずは立間大橋へGO!

日没時刻が早いこの時期、まして朝からの雨が止むのを待って出発するとなると玄倉第二発電所から登るルートは時間切れのリスクが気になり、立間大橋から小川谷出合へ下り御料林経路から敷地山に登るコースを取り大垂丸に到着した時刻でその先の進路を選べるようにした。
天候回復の遅れに合わせ、当初の予定より1時間遅く9時過ぎに玄倉の無料駐車場を出発して雨の玄倉林道を歩くこと30分で立間大橋に到着。 玄倉から先に車で入れなくなったのは痛いが、眼の前に広がる紅葉が雨の林道歩きの気晴らしになった。

紅葉に囲まれた雨の林道歩きもいいものだ

紅葉に囲まれた雨の林道歩きもいいものだ

立間大橋から紅葉の敷地山へ

立間大橋を渡った先から小川谷出合に下り、石の上を飛び越え渡渉すると、尾根の取り付きの木に“ドーカク尾根入口”と書かれた看板が付けられていたが今回目にした看板類は後にも先にもこれ一つだけ、色々な方のブログの写真に写っていた山名標を一切見なかったのは見落としたのかそれとも外されたのかわからないが、ひと気の無い山中で妙に新しい山名標やテープを見る事ほど興ざめなものは無いのでどちらにしても目にしなかったのは幸いだった。
取り付きからの急登をひと登りすると巡視用らしい新しい階段が現れ、その先の穏やかな尾根を歩いているとやがて雨が上がり、敷地山の先の開けた尾根は一面見事に紅葉していてまるで絵画の中にいるようだ。

絵画の中にいるよう、見事な敷地山の紅葉

まるで絵画の中にいるよう、見事な敷地山の紅葉

白ザレのピークからオオタギリ

その名の通り山頂が白いザレ状の白ザレのピークを越え下ると核心のオオタギリ、懸垂下降をするなら広くて平らな白ザレのピークでハーネスを付けロープを出しておかないと、その先はすぐに急降下で落ち着いてザックから物を取り出すことが出来なくなってしまう。

カッパの頭のような白ザレのピーク

カッパの頭のような白ザレのピーク

私達は懸垂しなかったが、懸垂下降するのであれば白ザレのピークで準備しないと装備を身につける場所がない

残置ロープと木の根っこを慎重に手がかり足がかりにして下り鞍部に着き、左側を望むとV字に切れ込んだ小川谷廊下に下る谷が見る。下る時にやけに急で長く見えた登り返しもいざ取りついてみると傾斜は大したことはないが、足元も手元もザレザレでもろく、残置ロープと木の根っこを頼りに慎重に登る。そして、急登がひと段落し苔むす大石がごろごろ転がっている広場で昼食を摂った。

オオタギリの登り返し

オオタギリの登り返し

オオタギリキレットの最下部から小川谷廊下方面を望む

オオタギリキレットの最下部から小川谷廊下方面を望む

 

女郎小屋ノ頭から下山

女郎小屋ノ頭に向かうとまたまた急降下と登り返しの女郎小屋乗越を通過。
ここはオオタギリほどの高度はないが、更に足場が悪くまるで堅めの砂山を登るような不安定さなので慎重に慎重を重ねて通り過ぎた、この調子ではここにしてもオオタギリにしても次に来るときにはまた随分崩れて形が変わってしることだろう。女郎小屋ノ頭に到着したときすでに14:00頃だったため裸山丸へは向かわず、南の尾根を急降下して女郎小屋沢出合に下る最短ルートで下山したが、ここは今度登りに使ってみたいとは思いましたが下るのはもう御免という感じの急坂だと感じたが、それもそのはず戻ってから幾度もここに来ている人にルートを見せるともっと東を下ったほうが良かったと言われた。

最後の地図読みがちょっと甘くて余計な苦労をしてしまったが、久しぶりの西丹沢、雨と紅葉と青空の下で充実した山行が楽しめた。

コース

MAP

Download file: track-ootagiri20171123.gpx

GPSデータ