初めての北岳はバットレス第四尾根から

北岳バットレス第四尾根

2017年9月8日ー10日 2泊3日 6名形態:周回 交通手段:自家用車・乗り合いタクシー

アプローチ:芦安駐車場(無料)から乗り合いタクシーで広河原(1,200円)

念願の北岳バットレス

昨年まで日本で一番高い富士山にも二番目に高い北岳にも登ったことがなかったが、クライミングを始めてからなんとなく心に抱いていた、“初めての北岳はバットレスから登る”という願いを叶えられる機会がやってきた。
この夏は珍しく丹沢から離れて3,000m峰に行ったが、富士山と北穂高いずれも雨に祟られ富士山は登頂したものの、北穂は滝谷ドームと奥穂を諦めることになり、どうも天候に恵まれなかったので今回こそは何とか3,000mからの眺望を望みたいと思い山行に臨んだ。
その願いが叶ってか、出発当初から天候に恵まれ芦安の駐車場に着いたときには真夏のような青空が広がり、3日目の夜明け前こそ少し霧雨があったものの、ほぼ晴天の中で行動ができた。

1日目

広河原からテン場の白根御池小山まで約2時間の道のりは、広河原から吊り橋を渡り、樹林帯を抜け暫く高度を稼いだ後は緩やかに登って行く明日への準備運動のような感じの行程。

広河原からつり橋を渡って白根御池に向かう

広河原から白根御池に向かうつり橋を渡る

13:00過ぎにはテン場に着き寝床を準備し落ち着くと早速食事を摂り、小屋の自販機で買ったビールを飲み酒盛りに移行し、18:00過ぎには眠りについた。

2日目

1:30に起床し2:45頃出発。ヘッデン頼りに下部岸壁に向かうが、前日パーティーのベテランさんが冗談交じりに言っていた取り付きまでが核心かも知れないという意味が頷けた。

夜明け前、ヘッデンの明かりを頼りに出発

夜明け前、テン場を出発する

夜明け前の下部岸壁は想像以上に寒く、日が昇るのが待ち遠しく感じられた。

待ちに待った日の出

待ちに待った日の出、日が当たると一気に暖かくなってくる。

今回は3人ずつ2組で登り、私は第4尾根の1P目クラックと4P目フェース~三角形の垂壁・緩傾斜のリッジ、そして最後の城塞をリード。

1P目クラック

1P目クラックをリードで登る

4P目

4P目

城塞

左上にあるのが最後の城塞

今回のコースではそれらがどれも核心だと思えと言われたものの、フォローで登らせてもらったそれ以外のピッチも本ちゃん慣れしていない私にとってはどれを取っても簡単に思えるほど楽ではなかったが、絶景の中の緊張あふれる登攀は何物にも代えがたい爽快なものだった。

待ちに待った日の出

待ちに待った日の出、日が当たると一気に暖かくなってくる。

絶景の中のクライミングは爽快

絶景の中のクライミングは爽快

登攀終了後タイトなクライミングシューズからアプローチにシューズに履き替え、山頂を目指すと程なく登山道に出て北岳山頂に着くと頂上では大勢の人が休憩をしたり、代わる代わる山名標の前で記念写真を取っていたので、私達も他のPTの記念写真のシャッターを切る代わりに私達の写真も取っていただき、少し休んでから肩の小屋経由で御池小屋に戻り、無事目的を達成した安堵感の中ビールと焼酎で宴をして19:00頃に就寝した。

3日目

今日は帰るだけなので取り立てて急ぐ必要はなかったが、皆早く寝たので早く目が覚め、6:40頃にはテン場を出発し大樺沢経由で広河原を目指した。
昨日未明にヘッデン頼りで歩いた径路を進み、二俣から広河原に向かうと道々花の写真を撮ったり休み休みしたりしながらも9:05頃には広河原に到着し、吊り橋のたもとから見上げると北岳の山頂はガスで隠れていたが、八本歯のコルは見えた。

広河原から望む北岳稜線

広河原から北岳の方を見上げると山頂は雲に隠れていたが、八本歯のコルは見えた。

芦安で乗り合いタクシーからマイカーに乗り換え、日帰り湯に立ち寄り汗を流して帰途についた。
ホームグラウンドの丹沢もいいけれど、アルプスの雄大な景色の中を歩くのも良いものだと思った。

今回のコース

MAP

GPSデータ