睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を始めて10ヶ月経って思うこと、、、

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療でしていること

毎日CPAPを着けて寝る、、、ただそれだけ

私のSASは加齢が原因なので根本的な治療法というのはなく、できるのは対症療法だけらしい。

対症療法というのは、マスクから強制的に空気を送り込むCPAPを寝るときに装着するか気道を確保するマウスピースをくわえて寝るかのどちらかで、担当医の勧めもあり私はCPAPの方を選んだ。

治療を始めるときに、CPAPを装着して寝るという違和感に耐えられず2~3か月でやめてしまう人がいるという話を聞いていたが、それは杞憂に済み外泊するとき以外今日に至るまで律儀に毎日治療を続けた結果、睡眠時の無呼吸回数は激減し昼間に眠くなったりあくびが出るようなこともだいぶ減った。

その一方で、続けているうちに気になることがいくつかある。

その1・・・風邪を引きやすくなった(気がする) 寝ている間中否応なしに鼻から風が吹き込まれ、入ってきた空気が喉の奥に直接あたるのが原因なのか、喉の奥が乾いてヒリヒリし始めて間もなく風邪を引くということがCPAPを始めてから2度あった。私が風を引くのははこれまで年に1度あるかないかだったので、どうも治療を始めてから風を引きやすくなったようだ。

その2・・・鼻血が出る 生まれてこの方鼻血を出したことがなかったが、鼻の中をツーっと何かが流れる感じがして手を当てると鼻血が、、、ということがCPAPを始めてからこれまでに4度あった。耳鼻科に行って診てもらっていないので原因は不明だがいずれも左の鼻で、夜通し風があたることで鼻の粘膜が薄くなったのかな?と自分では思っている。

その3・・・気が付くと寝ている間にマスクが外れている やはりマスクを着けていると寝苦しいのだろう、6月以降暑い夜には気付くとマスクが外れていることが度々あり、こうなると治療にならないだけでなく寝不足という副作用を伴うので始末が悪い。

その3については、マスクが外れる瞬間に目が覚めることが何度かあり、外れる寸前に大きな空気漏れの音がしていることが多かったので、マスクを当てる角度を調整して音が出ない位置にしてみると、マスク装着の違和感が減り外れることが少ないように思われ、一応納得した。それにしても1と2については全く未解決で、いくらこれらのことを考えてみても自分ではわからないので、あまりひどいようなら担当医に聞いてみようと思う。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療で気になること

なんといっても面倒なうえお金がかかる、、、

たまたま職場の近くにSAS治療をしていてスタッフや医師の感じが良いクリニックが見つかり通院の負担は少ない方だと思うが、それでも毎月1回とはいえ定期的に通院をしなければならないのは面倒だし、まして完治の見込みが無いと分かっていれば尚更だ。

それに加えて毎回4,000円以上かかる受診料が年間にすれば53,000円以上になり、生きている限りこれが続くと、、、10年で530,000円20年で1,060,000円以上か、、、ちょっと考えてしまうね。

重症のSASを放っておくと10年以内に40%の人が心疾患や脳梗塞で死亡すると言われて始めた治療だが、平均寿命まであと20歳というあたりになったら治療を止めてもいいのかなぁなどとも思っている。