ゴローで登山靴を購入した

長く付き合える登山靴が欲しいと思った

 半月ほど前、浅い沢を登山靴で歩いていたらつま先から浸水してきた

 登山靴が浸水したのはこれで2度目、1度目は買ってからまだ3年ほどしか履いていない靴だったので修理して履こうと思い販売店(=靴の製造元)に持ち込んだところ、ゴアテックスの登山靴は水漏れ修理をすることはできないが製造元のゴア社がゴアシートに問題があると認めれば新品と交換できるかもしれないと言われ、現物を送って見てもらったら3年履いた靴が新品になった。そして今回は、その靴が3年目を迎える直前に再度水漏れの憂き目に遭ってしまった。

 私の周りにはゴアテックスの登山靴を何年も履いている人がいるので、ゴアテックスを使用した登山靴全ての寿命が短いわけではないと思うし、水漏れ後の販売店やゴア社の対応も申し分ないものだったが、同じようなことが2度続くとメンテ不足で防水が効かなくなるならあきらめはつくが、どんなに手入れをしていてもいつ何時水漏れを起こすか知れないと思うと不安になった。

 登山靴といえばごつい革で出来ていて重くて履き慣れるまで最初は苦労するけれど、手入れをするほど足に馴染み、ソールを張り替えながら十年以上履けるというイメージを持っていたので、山を再開するにあたって以前手放してしまったのと同じような革の登山靴を探したがその時にはなかなか見つからずゴアテックスの登山靴を購入して履いているが、これを機に本革の靴に履き替えてみようと思い、革の登山靴を作っている数少ないメーカーであるゴローを訪ねることにした。

そして巣鴨ゴローへ

久しぶりの巣鴨

 巣鴨には子供のころ祖母や両親と一緒にとげぬき地蔵に行って以来、もう何十年も行っていないので懐かしい気持ちを感じつつ駅を降りゴローに向かった。

 巣鴨駅からほど近いゴローの店舗は思ったよりコンパクトで夏季休業明け間もないので混んでいるかと思いきや先客はいず、店の入り口を入ってすぐ前のデスクに座っている人に靴を見に来たと告げると2階にどうぞと言われた。

まず試着

 2階へ上がり棚いっぱいに靴が並んでいる部屋の隅にある机に座った女性に靴を買いに来たことと、モデルはS-8が欲しいことを伝えると普段履いている靴のサイズを尋ねられ棚に並んでいる中から靴を出されたので、用意していた登山用靴下に履き替えて試着した。

   試着の際、とりあえずは伺った通りのサイズで履いていただいて合わせましょうと言われ、その話しぶりからこれからサイズ合わせを慎重に行うのだという姿勢が感じられ、さすが評判が高い店だけあって信頼ができそうだと思った。

採寸

 履き心地の好みを知るためか申告したサイズとひとつ違いのものも試着し、それぞれの履き心地を確認してから採寸に移る。

 採寸は足の長さと幅、足指の付け根あたりの周囲と土踏まずあたりの周囲の寸法を測った後、後ろを向いてかかとの形状を確認された。

 採寸している間に2階に上がってきた新たなお客さんが、店のスタッフにどんな山にどんな山行スタイルで行くのか尋ねられている。どの靴を購入するか決めていない人には、そういった質問の中からその人の山行目的に合ったモデルを勧めているようで、そのあとから来た人にも同様の質問をしていた。

慎重な試着の末に決定

 試着の合間に正しい靴ひもの結び方のレクチャーやサイズ合わせで重要視すべきは下山時につま先が靴の先にずれて当たらないことなどの説明があり、試着するうえで大事なことを私が見逃さないよう注意深く行われ、靴を履き替えるたびに気が済むまで歩き回り階段を上り下りして履き心地を徹底的に確認できるよう十分な時間をかけて行われた。

 その結果、サイズは当初通り普段履いている靴のサイズと同じもので、若干足の周囲が細目に作られた在庫の靴の履き心地が私に合い、足首のカットの高さもそのままで良かったので、ホームページに書いてあったような2ヶ月待ちのオーダーにはならず当日に買って帰ることができた。

 さんざんサイズ合わせをしたり、中敷きを入れたり外したりして履き心地の好みを量った上で店の人が推してくれたタイトなタイプが自分の好みにピッタリ合ったのには驚いたが、階段を上り下りするとゆったりした靴よりタイトな方が足首が楽だったのも不思議だ。

 履いていて当たったり足に合わないことがあれば、いつでも調整するのでご遠慮なくいらっしゃってくださいという言葉に見送られ店を出た。

 慣れるまで少し時間がかかると店の人も言っていたが履けば履くほど馴染む本革の登山靴、長く付き合っていこうと思う。

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