【大岡川沿い】朝の黄金町・日ノ出町界隈を歩く

この夏初めての涼しい朝

寝起きにいつもの習慣で気温と湿度を確認すると、今朝の横浜の気温は26度と昨日までより1度低いだけだったが、湿度が60%を切っていて爽やかな涼しい朝を迎え、いつもなら起きたらまず最初にエアコンのスイッチを入れるところだが、今日は涼しい風が吹き抜けるようにベランダ側と通路側の窓を開けた。

寝過ごしてしまい、職場まで歩くことにした

とても清々しい朝だがひとつだけ残念なことがある。こんなに涼しい爽やかな朝なのに寝過ごしてしまいランニングを出来なかったことだ。

この夏は暑さと闘いながら走って来た、爽やかな朝の風を切って走れる日をどんなに待ち焦がれていたことか、それなのにこんな絶好の朝ラン日和に寝過ごしてしまうとは、、、

このままではこの天気があまりにも勿体ないので、散歩がてら職場まで歩くことにした。

蒔田公園から黄金町

少し涼しいかな?と思うような日でも夏場は自宅から蒔田公園辺りまで歩いてくるころには背中がじっとり汗ばんでくるものだが、今朝は全くそのようなこともなく快適だ。

今日の蒔田公園は涼し気だ

今日の蒔田公園は涼し気だ

まだお盆休みの人も多いのか、通勤者の姿がいつもより少ない蒔田公園の横を通り過ぎ大岡川沿いに歩いていくといくつも橋のたもとを通り過ぎる。

昭和3年竣工の一本橋

昭和3年竣工の一本橋

昔は水運を利用していたのだろうか川沿いには材木店が多いく、この辺りにも材木店がありそこではキャンプ用のマキとして端材を無料で分けている。子どもが小さいころ毎年オートキャンプに行っていたが、その時に知っていれば利用させていただいたのに残念!

キャンプ用の薪を無料で配る材木店

キャンプ用の薪を無料で配る材木店

材木店のすぐ先にある道慶橋の欄干の柱には錫杖についているような輪っかを組み合わせたオブジェがついていて、風の強い時には輪っか同士がぶつかり合い、キーン・キーンという澄んだ音がする。

同慶橋のオブジェ

風に吹かれると澄んだ音を奏でる同慶橋のオブジェ

太田橋の手前にある20代以上続いているらしい老舗の石材店の店内で飼われていて、リードをつけずに店の中からトコトコ出てきて縄張りを確認しては自分から大人しく自分で店の中に戻っていく柴犬は通行人の人気者だが今日は姿が見えない。橋の反対側黄金町駅の近くにはこれまた老舗の精肉店があり、私の出退勤時刻には営業していないのが残念だが、いつか立ち寄ってみたいところだ。

思わず「和牛専門店じゃないのかよ?」って突っ込みたくなるけど、どちらも味わってみたい。

思わず「和牛専門店じゃないのかよ?」って突っ込みたくなるけど、どちらも味わってみたい。

黄金町から日ノ出町

太田橋の信号からバス通りを渡ると大岡川沿いの雰囲気は一変する。2005年から神奈川県警が取り組んだ大規模な浄化運動以前ここから先の左岸は、軒先にピンクの明かりを灯した妖しげな店が軒を並べ、夜といわず昼といわず娼婦が通行人に声をかけているような一大風俗地域だった。

春は弘明寺から日ノ出町まで桜並木が続く

春は弘明寺から日ノ出町まで桜並木が続く

浄化運動後は一転してイメージ回復を目指し、この一帯を文化芸術基地とすべく取り組みが行われているそうで、2017年にはヨコハマトリエンナーレにちなんだ催しも行われていた。この通りにある交番の屋根には浄化運動を象徴するかのように24時往来に目を光らせる鷹がいる。

交番の屋根の上にはあたりに目を光らせる鷹がいる。

交番の屋根の上にはあたりに目を光らせる鷹がいる。

川沿いには野毛の丘から湧き出している日ノ出湧水やSUPの発着に利用される桟橋があり、最近は京浜急行の高架下に意識高い系の人に好まれそうなドミトリーなども作られ、ウォーターフロントを満喫するシチュエーションを狙っているようにも推察されるが、いかんせん今の大岡川の水は汚なすぎる気がする。

京急のガード下に新しくできたドミトリー「Tinys」

京急のガード下に新しくできたドミトリー「Tinys」

野毛の切り通しを登る

大岡川を離れ、お盆休みのせいかまだ職場に向かう人もまばらな日ノ出町駅前のスクランブル交差点を渡り坂道を登って行き野毛坂の交差点に差し掛かる。左手に見えるのは横浜中央図書館その先は入場無料の野毛山動物園、坂を右手に下って行くと野毛の飲み屋街を抜けて夜の街福富町だ。

野毛切通し

野毛切通しにはいつも風が吹き抜けている

野毛坂交差点を直進して切り通しを登って行くと紅葉坂越しにランドマークタワーが見えてきた、職場はもう近い。

ランドマークタワーが紅葉坂越しに見える

ランドマークタワーが紅葉坂越しに見える

おまけ

遠方からの引き合いも多いというヨコハマワープロセンター、店の横には「パソコン試してワープロの優しさを知る」と書いてある。