レンズカバーの水切れが悪くなったから?写真がボケボケに、、、
山で使っている防水カメラ COOLPIX AW100 は防水というだけあって水中でも使え耐ショック性能も高い優れモノなのだが、雨の中や沢で使っているといろいろと不具合が起きることがある。
例えば、霧雨が降っているところや沢登り中など滝のしぶきがかかるところで写真を撮ると、明るければ何も問題がないのに、薄暗かったりしてストロボが光ると撮った画像に白く細かい粒粒がオーブのように光って画面一面に拡がってしまうことがある。
これは、空中に浮かんでいる肉眼では気にならないほど小さな水の粒に、ストロボの光が乱反射して起きるようで、初めの頃は戸惑ったがストロボをオフにして手ブレしないように撮れば回避できた。
だが、このカメラを使い込んでいるうちにレンズをカバーしているガラスの水切れが悪くなってきたようで、水滴がついた後に布で拭ってもカバー面に水が残ってしまうと撮った写真のその部分がぼやけた非常に不快な出来上がりになってしまうのには困った。
最初の頃はレンズカバーに着いた水滴を指やハンカチで拭ってやれば水滴が取れて写真が綺麗に写っていたのに段々と取れにくくなってきて、セーム皮がいいと聞いてはカメラにセーム皮やメガネ拭きをくっつけて水滴を拭いながら写真を撮ると多少は効果があった。
しかし、沢登りなどでずっと濡れた所で行動しているうちにレンズを拭く布が湿ってしまうと効果がなくなってしまい、撮った写真の真ん中付近がボーっとぼやけたへんてこな写真になってしまうし、カメラにセットしたレンズ拭きが写真に写りこんでしまうという思わぬハプニングも起きた。
どうやら、拭き残したそれぞれ小さな水滴がレンズの上で再びくっつき合って大きな水の塊になってしまっているらしい。
防水カメラの水滴対策は親水?撥水?
水対策といえばウェアや靴の手入れでは、撥水剤に漬けたり撥水スプレーを吹きつけたりしているが、カメラのレンズの水滴対策はどうしならいいものかと思って検索してみると、フィッシュアイという会社からポートドライというのが出ているそうで、Amazonよりも安かったのでヨドバシドットコムで買ってみた。
これは撥水とは逆の親水剤で、レンズカバーから水をはじくのではなくレンズカバー上一面に水が張りついて、結果的に水滴によるボヤケを防止する効果があるそうだ。
試しにカメラのレンズに水をかけるとポートドライを使う前に比べ、使った後はレンズカバー上で水滴にならず平たく均一になった。
それぞれの状態で写真を撮ると、水滴が乗った状態では一部がぼやけている一方で水が均一に広がっていると、そのようなことはない。
ただ、カメラを持っているうちにレンズ上の水が徐々に下に降り、レンズの下の枠に溜まってきたのでその部分が歪んだりして映る可能性はあると思うが、それでもこれまでのように撮った写真の真ん中近くがぼやけるよりは遥かにいいんじゃないかと思う。
さっそく来週末の沢登りで実際に試してみようと思うが、塗ってからどのくらい効果が持続するのかも気になるところ。
沢登りや雨山行で役立ってくれることを期待しよう。
撥水性剤ならガラコが効果あり?
更にネットで調べて見ると、こちらは撥水性だがカー用品で有名なガラコのサイドミラー用のスプレーも、同様の用途に効果があるらしいのでポートドライの効果次第でこちらも試してみようと思う。