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ランニング、朝走る?夜走る?

日の出

そもそも私がランニングを始めたきっかけ

2011年、学生時代にかじった山歩きを30年ぶりに再開したら、けっこうのめり込んだ。 できれば毎週でも山に行きたいがそうもいかず、更に山に行けない期間がひと月にもなると脚力が確実に落ちているのを感じて不安になった。

この不安を解消し、山に行けないストレスを発散しようと走り始めたのがきっかけだった。

ところで、、、朝走る?夜走る?

ランニングを始める時にまず考えたのは何時走るかということだった。 昼間は仕事に行っていて、昼休みにランニングをするような環境ではないので走るとすれば当然朝出勤前か夜帰宅してからになる。 そこで、朝走るか夜走るかネットなどを色々と調べ朝と夜それぞれのメリット・デメリットを並べてみた。

朝ラン

朝ランのメリット

1.スケジュール化し易く、規則正しい生活リズムを保ち易い

朝早く起きるために早寝の習慣がつき、夜飲みに行く回数も減って健康的な生活習慣が身に付く。

2.早朝の爽やかな空気の中を走れる

まだ車の通りが少なく都会とはいえ空気がきれいな街を走れるのは早朝ならでは。

3.その日1日基礎代謝が高まり、ダイエット効果が出易い

血糖値が低い朝食前に有酸素運動をすると、早い段階から脂肪が燃えてダイエット効果が高いのに加え、その日1日基礎代謝が高まるので普段と同じ運動量でもカロリー消費が多くなる

朝ランのデメリット

1.朝起きるのが苦手な人には苦痛   

起きることができないと走れません。

2.寝不足になると昼間眠気を催す   

睡眠時間を確保できずに朝ランをすると、昼食後確実に睡魔に襲われる。

3.夏は日が昇って直射日光が射すとかなり暑い   

真夏は朝日さえも手ごわい。

4.早寝するので夜の付き合いが悪くなる     

飲みに誘われても断ることが多くなり、そのうちに誘われなくなる。

夜ラン

夜ランのメリット

1.早起きが苦手な人にはハードルが低い   

宵っ張りの朝寝坊でも夜なら走れる。

2.昼間眠気に襲われない   

朝ゆっくり起きれば、日中眠気知らず。

夜ランのデメリット

1.うっかり飲みに行く予定を入れてしまったりして、スケジュール化しにくい

早寝の習慣がないと、飲み会の誘いにもホイホイとすぐ乗ってしまう?(私だけか?)

2.走る場所によっては危険がある

宵のうちは車の通りもまだ多い、交通事故や不審者にも要注意!

3.交感神経が高ぶり寝つきが悪くなることがある   

ランニングにより交感神経が高まったままだと寝つきが悪くなるかも。 (そんな時はぬるめのお湯に浸かり半身浴が効果的?)

4.夏は日中熱を吸収したアスファルト・コンクリートからの熱気が夜でも暑い

日が陰ってもアスファルトやコンクリートからは日中たっぷり吸収した熱気が激しく放出されている。

結局のところ

朝のデメリット3と夜のデメリット4を鑑みると、結局夏のランニングはいつ走っても辛いという結果になった

これを書いているまさに今が、記録的猛暑の真っただ中だからということもあるが。

ダイエット目的のランニングであれば、朝ラン一択!同じ走るなら夜走るなんてもったいなさすぎる。

ダイエットをしたかったら、そのために走るのであれば眠かろうとなんだろうと朝走るべき。   ダイエットを目的にしていない私は朝でも夜でもよかったのだが、どちらにしようかと迷い家人に話したところ「夜走るなんてとんでもない、帰ってきたらとっとと夕食を済ませ家事を終わらせて欲しい。」という至極もっともな一言で朝ランを始めることにした。

ランニングの効果を数字で実感

ちょっとしたきっかけでランニングを始めてから約5年、3日坊主になるかと思いきや意外と長続きして自分でも少し驚いている。

ダイエット目的ではなかったが、始めた時67kgだった体重が57kg、体脂肪率は25.8%から11.4%になったのはちょっと嬉しいし、クライミングに減量は好材料だ。

また、始めて3年後の人間ドックからは洞性除脈(スポーツマン・ハート)と診断されるようになり、続けることの効果を再確認した。

こういう風に効果が数字で表れると、あらためて続けていてよかったと実感する。

結局、勉強でも仕事でも運動でも肝心なのは続けることなんだなぁ。本居宣長先生の“うひ山ぶみ”の一節が身に沁みる。 「詮ずるところ学問は、ただ年月長く倦まずおこたらずして、はげみつとむるぞ肝要にて、学びやうは、いかやうにてもよかるべく、さのみかかはるまじきこと也。いかほど学びかたよくても怠りてつとめざれば、功はなし。」

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